今年もCP+が横浜で開催されており、メカ好きの私としては行きたくて行きたくてウズウズなのだが、1月には3回も東京方面に行ったというのに今月は何も用事がない。

ただ指をくわえて、CP+の情報を眺めている今日この頃。




しかし、またOlympusがやらかしてくれた。

E-M5の正常進化版、E-M5 MarkⅡの登場だ。

5軸手ぶれ補正にさらに磨きをかけた、待望の最新モデル。

世界最高となるシャッター速度5段分の補正を可能にしたとのことで、また魅力的な機種が出てきたものだ。

機能面ではハイエンドモデルのE-M1に限りなく近づき、さらに40MPハイレゾショットが撮れるという飛び道具まで用意した。
あいにく静物撮りに限ってしかその能力は発揮されないものの、μ4/3センサーの小ささをカバーする画期的機能だと思う。
簡単にいえば、ほんのちょっとずつずらして撮影した画像8枚?をカメラ内で合成して一枚の写真にするというもののようだが、5軸手ぶれ補正機能を応用した面白い機能だ。

しかし、その機能は三脚固定でかつ、全く動かない静物被写体を撮るときにだけ有効なようで、実用面では高画素フルサイズ機に遠く及ばない。

条件厳しいけど、頑張ったらフルサイズ並みの写真も撮れるかもよってレベル。まあ使うことはないな。


つぎにAFに関してだが、E-M5 MarkⅡはE-M1に搭載されている位相差AF&コントラストAFの「DUAL AF」ではなく、通常のコントラストAF。

そもそもE-M1の位相差AFは既存の(マイクロではない)フォーサーズレンズを高速AFさせるためのものであり、私を含めマイクロフォーサーズ用のレンズしか持ち合わせていない方にとっては、メリットがあるのかないのかよくわからない。

位相差AFは一般的に動きものに強いと言われているが、ではE-M1が動きものに特段強いかといわれると、他社一眼レフ機に比べてちょっと残念な感が否めないので、位相差AFを積んでいるからというメリットはあまり感じることがないと思われ、
それよりもむしろバリアングル液晶や、世界最短のシャッタータイムラグを搭載したMarkⅡのほうがメリットを享受できるかもしれないと思った。

さらにMarkⅡは電子式シャッターの静音撮影モードも搭載。別に盗撮するつもりもないが、シャッター音が気になるシーンてのは結構あるもの。この機能はありがたい。

しかも噂では今度のMarkⅡの通常シャッター音はたまらなくセクシーらしい笑

官能性能までブラッシュアップしてくるとは、Olympus、おぬしもやるのぉ~。

というわけで、よりコンパクトにシステムを組むことができるE-M5 MarkⅡのほうが、E-M1を購入するよりも私にとってはメリットが大きいなと、CP+の記事やオリンパスのページを見ながらブツブツと考えてしまった。

しかし、マイクロフォーサーズにもうこれ以上は投資しないと決めた私にとって、MarkⅡの情報はなんとも未練たらしいモヤモヤした気分にさせるが、それよりもむしろα7Ⅱの存在感がたまらない。

今販売されているもっとも欲しいカメラと言われれば、間違いなくこれだ。

プロトタイプ的なα7のネガティブな面をことごとく潰してきた、SONY渾身のフルサイズミラーレス。



高機能すぎて使いこなせるかどうかすら怪しいα9の登場を待つべきか、今α7Ⅱを購入して使い倒すべきか非常に悩ましい。

勝手な想像だが、α9の高機能&高性能を引き出すには、高価なレンズや周辺機器、ソフトウェア(動画ならなおさら)も必要なわけで、それよりも何よりもまずは腕磨けよ!って話だし、私の未熟なレベルだとハイエンド機よりもむしろ、中級機をガンガン使うほうがいいのだと思う。

そして、まだ見ぬAPS-C機のα7000の登場も大変気になる。FEレンズと互換性はあるので、望遠機として是非手に入れたいカメラになるだろう。

あー、悩ましい。 シーズンごとに訪れる物欲の数々。

金がいくらあっても足らないわ。