先日購入したSIGMAのマウントコンバーターMC-11。
ご承知の通り、SIGMA製のEFマウントレンズをSONYのEマウントで使えるようにするものだ。
SIGMA製レンズの動作保証はされているが、ではキャノン純正EFレンズはどうなのよ?ってことで、ど定番のEF50㎜F1.8Ⅱレンズを友人から借りてきた。
EF50㎜F1.8Ⅱといえば、言わずと知れたCANONで最も有名な撒き餌レンズ。
新品で1万円前後という破格の値段で、ズームレンズキットからのステップアップで必ずといっていいほど購入されるレンズだ。
先日、後継のEF50㎜F1.8 STMが登場して世代交代を果たしたが、今回は旧型の方をお借りした。
なんでもこのレンズ、中国人カメラ愛好家の間では「小痰盂」(小さい痰壷)と呼ばれるらしい。ずんぐりむっくりした形状が痰壷に似ているからというのが理由らしいが、
これは決して蔑んであだ名をつけられたのではなく、「痰壷のようなかわいいヤツ」ぐらいの感覚らしい。それほど中国では痰壺は身近なものなのだということだ。
そんな余談はともかく、1990年より発売のベストセラーレンズで数多くのキャノンユーザーをレンズ沼へと引き込んだこのレンズ、ぜひともSONYでも使ってみたいと思っていたので楽しみ楽しみー♪
ボディ、マウント部分もすべてプラスチック製で、外観はチープなことこの上ないが、重さは160g弱しかなくほんとに軽い。
ではさっそくMC-11を中継して愛機α7Ⅱにドッキング! アハ~~ン♪
電源を入れた途端にジーコジーコと一往復。
シャッター半押しで、さてAFが効くのか!?というと、、、、すげー普通にAFしてる!!
超音波モーターじゃないのでジコジコとモーター&ギアの音はうるさいが、AFスピードには不満がない。十分実用的でEOS・KISSで使うのと大差ないんじゃないの?
先日MC-11とセットで購入したSIGMA35mmF1.4 DG HSMよりも迷いが少なく快適にAFしているように思う。
実はSIGMA35mmはピントをはずしたまま緑の合焦マークが出ることがあり、一度そのゾーンに入ってしまうと、何度AFさせてもピントが狂った状態になり、一度電源を入れ直して復活させる場合がある。
無限遠付近が苦手のような気もするが、いまいちそのあたりの癖もつかみきれていないのが現状。
緑の合焦マークが出てからさらに一瞬AFが動く挙動不審な部分もあって、なんだか扱いにくいのだ。
SIGMAが動作保証してるレンズなのにAFにまだ信頼感が持てないのが残念だが、この50㎜F1.8Ⅱとの組み合わせの快適さたるや、他社マウントのレンズであることを忘れてしまうほどだ。(ちょっといいすぎかな?)
まったく迷わないわけではないが、最短撮影距離(0.45m)よりも近い場合は、なんとかピントを合わせようとジコジコとあきらめず必死に頑張ってくれるのがいじらしくさえ感じる。
AF-S、AF-Cともに正常にAFはしてくれているようだし、うーんいい感じー。
なお、MC-11は先日5/13のファームアップでVer1.01になってから、動作保証外レンズ(キャノン純正レンズなど)を装着した際に発生していた不具合がかなり改善されたらしいので、
連写時の不具合や、絞りが開放に戻らないなどの不具合は見られなくなっているようだ。
それではさっそく持ち出して何枚か撮ってみた。
町家風のカフェにたまたま入ってこっそり撮影してみたけど、ちゃんと撮れてるw
SEL55F1.8にくらべるとコントラストも解像度も全然違うが、値段考えたら仕方ないか。
それよりなにより、こうやってキャノン純正レンズが特に不具合もなく使えたことに感動した。
F1.8開放 ISO100 1/100秒 撮って出し
F9 ISO1000 1/60秒 撮って出し
EXIF情報も必要な項目は正確に書き込まれているようだし、LightRoomに取り込めば、レンズプロファイル補正もばっちり。
そういえばSONYからも撒き餌レンズFE50㎜F1.8(SEL50F18F)が先日新発売になったけど、お値段は今調べたら価格.comでの最安値が27,700円だし、2万切れるまでは買わない。
どっちがいい写り、どっちがよい使い勝手なのか、比べてみたいものだなぁ。
まさか、マウントコンバーター経由でキャノンを使ったほうがいいなんてことはないよね?SONYさんw
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